株の初心者に向けたPERとPBR②
おはようございます！カーブルです。先日の記事でPERについて書いたのですが、今日はPBRについてまとめてみたいと思います。前回読んでない方は添付しておきますので、読んでみてください。
PERは収益、PBRは資産
PBR(Price Book-value Ratio)は株価純資産倍率といい会社が持っている資産と株価を比較する数値です。それでは復習になりますがPERは何と株価を比較する数値か覚えていますか？
収益！
正解！
PBRは次の式で求めることができます。
株価純資産倍率＝株価÷一株当たり純資産
＝時価総額÷純資産
純資産ってなに？？
上の図は貸借対照表といって、会社の資産の内容を表しています。
資産＝純資産＋負債
であらわされるのですが、初心者のかた（わたしもこの件では初心者なのですが）には「なんで負債が資産なの？」という疑問が生じると思います。
例えば左の資産の部分で現金という項目があったとして、その現金が元から持っているお金ならば（例えば資本金、資本剰余金、利益剰余金など）純資産に分類されるけれど、借りてきているお金（たとえば短期借入金、長期借入金など）ならば負債に分類されるという感じです。PBR算出には資産のうちの純資産のほうが使われます。会社四季報には資産の内容まで詳しく載っていないので、会社の決算単信などで確認することをお勧めします。
PBRは１以下が投資するにあたっての目安と言われています。1倍以下というのはその会社が持っている資産価値より株価の価値が下回っていることになります。
ミックス係数とは
前回のPERと今回のPBRともに大きくなれば割高になり、小さくなれば割安になるということからベンジャミングレアムというひとがPBRとPERを掛け合わせたミックス係数をいう数値を考案いたしました。ベンジャミングレアムとは「バリュー投資家の父」と言われ、あのウォーレンバフェットの師匠としても知られています。
バリュー投資ってなんやねん？
簡単に言うと割安株投資ってことです。対義語というわけではないですけどグロース投資という成長株投資もあります。また割安株(バリュー株)でもあり成長株(グロース株)でもある二つの特性を持つ株もあります。
グレアムはPBR×PERが22.5以下となる企業に投資していたようです。
ミックス係数22.5以下に投資したら勝てるんか？？
国も時代も違うので一概には言えませんが、それで勝てるならみんな大金持ちですね、しかしながら大負けする確率は下がるのではないでしょうか？一時的な要因でPERかPBRが激下がりしている場合もあるので十分調べてから投資しましょう。
