初心者が知っとくべきローソク足の見方の基礎①
こんにちは、カーブルです。今日は相場をやるうえで絶対必要なチャートの見方、ローソク足の基本を私なりに説明したいと思います。
酒田五法と知られる
ローソク足とはウィキペディアによると江戸時代に本間宗久という人が米取引のために考案したといわれ、出羽国(現在の山形県酒田市)の出身であったことから酒田五法(三山、三川、三空、三兵、三法)として知られています。ある時間内に価格がどう動いたのかを一目で見ることができる図形です。
一定時間内の始値(はじめね)終値(おわりね)高値(たかね)安値(やすね)の4つの価格からできています。単位は分、時間、日、週、年、秒、なんでもいいです。
始値より終値のほうが高ければ陽線(ようせん)、安ければ陰線(いんせん)となります。上下にピョンと飛び出た部分はヒゲと呼ばれます。右の陰線のように始値と高値がおなじで上ヒゲのないローソクも存在し、同様に始値と安値が同じ下ヒゲのないローソクも存在します。ヒゲに対して始値と終値で囲まれる四角形のことを実体と呼びます。
ローソクの意味
ローソク足はある単位時間における4つの価格を表示しているだけなので、その単位時間内の動きの詳細までは理解することはできません。例えば左の陽線の中を見てみると下の図のように考えることができます。
①は単純に始値→安値→高値→終値の考えうる最もオーソドックスなパターンです。
②は始値から高値への伸びをみせるもいったん安値までA字で落とされて、最後V字回復で終わるというパターン。
③はもう訳が分からないくらいの攻防戦が起こっています。
①②③どれをとっても同じローソク足になってしまうということを覚えておいてください。もちろん上記以外のパターンも無限に存在します。
相場の反転を示唆するかもしれないヒゲ
いろいろな形のローソク足、そしてそれらの組み合わせによっていろいろなことがわかりますが、私が初心者に知っていてほしい形を今回2つ紹介したいと思います。
たとえば上記のように明らかに下げトレンドでの最後の下ヒゲ。これはこの下げトレンドの底打ち反転の可能性をを示唆しています。なぜならば下ヒゲのローソクでは安値引けしなかったので売り圧力よりも買い圧力が高まっていると感じられます。次に出来上がるローソク足が大事になる局面です。
またその反対のパターンとして、上昇中の上ヒゲは上昇のパワーが無くなった可能性があることを示唆しています。2番目の図の③で説明したように下ヒゲはV字、上ヒゲはA字がそのローソク足の中で完成していることになります。これらの場合ヒゲの長さはより長いほうが影響力が強いです。相場心理的には「えー、こんなに上がった(もしくは下がった)のに戻ってきちゃった。。。反転するわー」という感じでしょう。
ローソク足の見方の本を丸暗記するより、ローソク足の本質が理解できていればその足が何を示しているのかわかるようになります。しかしながらローソク足を知った程度で勝てるほど相場は甘くないように思います。
じゃあ覚える必要ないやんか!
ある意味常識みたいなものなので、知らないとお話になりません。