株の初心者に向けたゲーム関連株ブログ~カーブル相場記~

6年で200万を1000万にした弱小トレーダーのうんちく(ゲーセク)

2020年東京五輪に際してパチンコ屋全面禁煙へ

こんちわー、カーブルです。今日は前回に引き続いてゲーセクに関わりのある遊技機メーカーについて調べていたら、2020年の東京オリンピックに向けてパチンコホールが全面禁煙となるニュースを見つけてしまいました。株価にも影響がありそうなので少し調べてみようと思います。

 

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健康増進法の一部を改正する法律


2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2020年4月より全面施行されるようです。内容は

①望まない受動喫煙をなくす

②受動喫煙による健康影響の大きい子ども、患者などに特に配慮

③施設の類型、場所ごとに対策を実施

まとめるとホール内は原則屋内禁煙(喫煙専用室(喫煙のみ)内でのみ喫煙可)、アイコスなどの加熱式たばこも原則屋内禁煙(喫煙室(飲食なども可)内での喫煙可)になるようです。喫煙専用室もただの部屋ではなく、外に煙が漏れないように室内に空気が流れ込むような仕組みが必要です。中小企業には設備投資にお金がかかるのか、経過措置として個人経営もしくは資本金5000万円以下で店舗の客席面積が100平方メートル以下の場合は店頭に「喫煙」などと示すことで喫煙可能となるようです。しかしながらパチンコホールで100平方メートル以下ということはおそらくないので、対応が必要となると思われます。

フロアが複数ある場合は上の階を喫煙フロアとすることができますが、加熱式たばこのみであり、通常のたばこは喫煙フロアであっても喫煙専用室の中でしか認められません。また喫煙フロアには20歳未満のお客さんや従業員は入ることができないようです。吹き抜け構造では煙の流れを防げないとのことでフロアごとの分煙は認められないようです。

厳しいな、といってもパチンコ屋だけの締め付けではないからな。飲食店でも分煙は進んできてたし、ただ単にパチンコ屋が対応遅いから急に禁煙になるって感じがするだけやわ。

 

 

 

全面禁煙関連銘柄 


日本ではおよそ20%が喫煙者と言われています、ぱちんこパチスロユーザーに限って言えば55%だそうです。

やっぱパチンコしてる人は喫煙者多いな、パチンコ屋の養分でもありタバコ屋の養分でもある、寿命縮めてまで吸う価値あるのかね?

設置台数500台でピーク稼働時60%、40分に1回喫煙とすると喫煙者は20人となります。そうすると1か所に20人収容することはできないので、少なくとも3つの喫煙専用室が必要になります。500万円から1000万円の設備投資になるようです。

全国にパチンコホールは10000店以上あります。小さなお店もあるので一概には言えませんが1店舗あたり1.5個の喫煙専用室を設置するとしたら、1室単純に100万円としても100万円×1.5×10000店=150億円。 もろもろの工事費などもアレすると500億円規模の潜在需要があるかもしれません。

アレってなんやねん

2767フィールズ7945コマニーの「SmartSmoking:O」という喫煙ブースを販売しています。すでに100店舗と契約に至ったようです。コマニーの直近の売上は350億円、時価総額140億なのでそこまでのインパクトはいまのところなさげではありますが、設置後はメンテナンス収入などもありストック型ビジネスですのでシェアが広がれば収益に影響してきます。

その他の遊技機メーカー系の喫煙専用室を販売する銘柄は6428オーイズミ、時価総額85億円と6418日本金銭機械、時価総額320億円となります。フィールズに関しては自社製品ではないのでインパクトは弱そうですが、追ってリサーチしていきたいと思います。

 

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ちなみに設置してはいけないとこに灰皿などを設置したら最大50万円の罰金で、喫煙してはいけないとこで喫煙すると最大30万円の罰金のようです。