6257藤商事7月決算予測、ゲーセクとの関係、今後のパチンコパチスロ市場
こんにちは、カーブルです。今日は今月の30日に予定されている6257藤商事の決算を予測してみましょう。
え、藤商事ってお前の自称得意なゲーセクなの??
藤商事ってどんな会社??
簡単に言うと遊技機メーカーです。ようするにパチンコパチスロメーカーです。「リング」シリーズのホラーものに定評があります。
上の表は5月に発表された2019年3月期、ようするに前期の通期決算表からの引用です。
パチンコパチスロに入った規制の影響が強く、売り上げで46.5%の減益です。
規制ってよく聞くけど何なの?
簡単に言うと「これまでのマシンは出過ぎるので出ないマシンにしましょう」という規制です。
じゃあ面白くないってこと?
そういうことですね。「出ないマシンはおもしろくない→お客さんが減る→ホールは儲からない→メーカーも苦しい」となります。
「P緋弾のアリアⅢ」が翌期にズレたとはいえ1万台くらいなので、2018年期と比べると物足りなさはあります。
遊技機メーカーは直接ゲーセクではないようですが、6460セガサミーや9766コナミのようにゲームを作っている会社もありますし、藤商事、6736サン電子、3739コムシードなども参入しようとしています、というかヒットしていないだけで参入しています。
とりあえず規制も底を打った感があります。規制前の遊技機が撤去されるとホールも新しい遊技機を導入するようになりますので、特にパチスロの販売台数が戻ってくると思われるようです。
古いマシンはずっと置いておけないものなの?
設置期間が決められていて、規制前のマシンもどんどん撤去されてゆき2020年内にはすべて規制後のマシンとなるようです。
お前詳しいな。
来期に向けて
G20サミットとかラグビーワールドカップって遊技機販売に関係してんの?
たぶんですが遊技機の撤去や導入には警察の立ち合いが必要なようなので、警察が忙しいサミットやワールドカップの時期には大きな入れ替えがないということではないでしょうか。
やたら詳しいな。
ゲーセクに関わるアプリ第4弾が2020年前半に向けて開発中とのことですね、まだ先なので今後の情報を待ちたいです。
期ズレした「P緋弾のアリアⅢ 設定付き」ですが、1万台強売れているみたいです。過去の決算から導入日が売り上げ計上となっているので、5月に導入なので1Qに計上してきます。1台あたり40万円とすると40億円の売上となります。
現状でわかっているのは2Qに「Pリング バースデイ 呪いの始まり設定付」が発売されるということです。他に何機種準備されているかはわかりません。
指標的には相当割安となっています。来期予想PERは9.2PBRは0.47ミックス係数で4.5くらいです。ただ同業他社も似たような数値になっているので、遊技機業界が成長性なしと捨て置かれている可能性もあります。配当利回りは5%ありますし、有利子負債0なので業績がちゃんと達成されればバリュー株になるのかもしれません。ちなみに藤商事もカジノ関連銘柄ではあるとおもいます。ユニバーサルやセガサミーはカジノそのものを営業する可能性があるのに対し、藤商事がどのような形でカジノと絡むのかまだ未知数なところです。